このブログで使う言語について

目次
・どんな言語なの?
・誰が考えたの?
・このブログで使う言語は「海とお魚」
・使い方の基本
・使い方 -デモンストレーションー
技術ブログとして、認識技術の世界や価値を表現しようとする実験ブログを始めようとしています。
表現方法については、なんだかんだと迷いながら、「そうだ!技術ブログにしよう」というところで、前回はその憂鬱を吐露した感じ。
今回は、技術といえば「言語」。このブログで使う言語について語ります。
前回の全体像を語る記事の中で、少しだけ言語には触れていました。
何かを技術として現すときには、必ず言語が必要になります。例えば、コンピュータの世界ではコンピュータ言語が。数学の世界では、数学言語。機械の世界、建築の世界などですね。認識の世界を語るときも、専門の言語が必要です。
今回はこの言語について語りますね。
まず、小難しい話から入っていきますが、本題に入るまでの情報なので、「ふーんそうなのね」くらいで、スルーしてもらえたらと思います。
◆どんな言語なの?
そもそも、このブログのコンテンツは、nTehch(認識技術・観術)のアプリケーションという位置づけです。
nTehchは、認識OSという呼び名もあります。
OSとは、パソコンで使われるオペレーションシステムの略ですね。
オペレーションシステムが起動したうえで、働くのが、日本語や英語などの言語システムやワードやエクセル、音楽や映画を見ることができるアプリケーションです。
よく分からんという方は、スルーしてください(笑)
ということで、
認識OSというのは、人間の認識している世界を起動させている仕組みのことで、OM(Original mind)のことを指しています。
↑これが言いたかったんです。
nTehch (認識技術・観術) には、固有の言語があります。
「イージ言語」というものです。
これが何かというと、
・OMから出発している。
・脳の認識構造を起動させる。
・個人の経験に依存しない。
・異なる次元(自由度)を行き来することを前提としている。
・動きを表している。
・認識の宇宙を観察することができる。
etc
なんのこっちゃ、という感じですね。実はこれがすごいんです。
このすごさが分かるには、
・「経験認識」の限界を理解すること。
・さらに、経験認識の限界を超えた「観点認識」の限界を理解すること。
・そして、観点認識の限界を超えたOM(Original mind)の認識を身に付けることが必要になります。
つまり、認識OSを理解し使えるようになれないと、使えない言語です。
(今後、語っていくつもりです)
まぁ、イメージ言語を理解するだけでも、ちょっとやそこらでは難しいってことになります。まぁ、言語ってそんなもんです。
ちなみに、こんな本もあります。
この本は、OMの世界を理解していることを前提に書かれているので、専門のセミナーに参加しないと手に入らないほどの内容です。

認識革命-イメージ言語の提案- 著NohJesu
◆誰が考えたの?
このイメージ言語を創ったのは、nTech(認識技術・観術)を創ったNohJesuという人物です。
このnTechは、1996年に福岡から始まったもので、その過程の中で「イメージ言語」を発明しました。
NohJesuがnTech(認識技術・観術)に関しては、このリンクで語っています。
「観術」 創始者 NohJesuが語る「観術」とは何か?FM NATUREより
本当は、このブログは「イメージ言語」を使って、技術として発信していきたい。
これが、本音のところなんですが、、、
誰も理解できなければ、何の役にもたてないですからね。意味ありません。
ということで、
このブログでは、OMを理解しなくても使える、イメージ言語の一部の機能を使った言語で、技術として表現していくことにしました。
◆このブログで使う言語は「海とお魚」
では、早速その言語をお伝えしますね。
(ここからが今回の本題です。すみません長くなって、、)
ちょっとばかし、言語の先入観を崩してしまうかもですが(笑)
その言語とは「海とお魚」です。
既存のイメージで言えば、フレームワークです。
「海」にあたる枠に単語を入れる。
「お魚」にあたる枠に単語を入れる。
簡単でしょ。
でもこれだけだと、技術ではなく、単なるフレームワークです。
技術の特徴は「再現性」ですね。
「正しい理解」と「正しい使い方」をマスターすれば、誰もが再現できるというものです。
再現を可能にさせるには、「条件」を規定しなければいけません。
では、「海とお魚」を技術として使う時に、外してはならない「条件」を見ていきましょう。
その条件とは、
・構造の条件
海が消えるとお魚も消える。
お魚が消えても海は残る。
・動きの条件
この海から、このお魚が生まれる。
たったこれだけです。
簡単でしょ!
この条件に沿って、海とお魚を構成していく。
これが、このブログで使う言語です。
ポイントは「条件」を満たすことです。

こんなの言語なんて言わない!なんてやめてくださいね。
全く新しい世界と出会っているんだと思ってください(笑)
このブログではこの「海とお魚」を言語として使っていきます。
では、この言語の使い道ですが、何に対して使うのかというと、「認識」です。
「何をどう認識しているのか」を共有するときに使います。
ここについては、今後、いろいろと試しながら表現していきたいと思います。
◆使い方の基本
では、早速、使ってみましょう。
初めに出てきた、「OS」の話をこの「海とお魚」で表現してみますね。
OSとは、アプリケーションを起動させるシステムでした。
これを海とお魚で表現すると、
OS > アプリケーション
となります。
この「>」という記号。
数学で出てきた、大小を比較するときに使う記号ですが、ここでは「海とお魚」の関係を表す記号として用います。
海 > お魚
の使い方ですね。
お魚 > 海
ではありませんよ。
数学といえば、この「海とお魚」を理解した人の中に、「集合」というのがあったなーと思い出される方もいるかもしれません。
あれと同じなんじゃないの?と、、、言われたことは今まで一度もありませんが(笑)、同じものではないので気を付けてください。
何が違うのかというと、「構造の条件」「動きの条件」です。
数学の集合には、この条件は入っていません。
数学の集合の時は、「⊇」こんな記号を使っていましたが、それと区別するために「>」を使うことにしました。
全く別物として理解しておいたほうが、めんどくさくなくていいと思います、、、。
では、ちょっと海とお魚を使いながら遊んでみましょう。
OS > カメラアプリ > 写真
この構図を、ストーリーで表現すると、
・OSを立ち上げて、カメラのアプリを使って写真を撮る。
・OSが立ち上がって、カメラを起動させ、写真を撮る。
こんな感じになります。
「海とお魚」で表したものを説明することを「ストーリー」と呼んでいます。
このストーリーも、「海とお魚」の条件に沿って考えていくことが大事です。
この「写真」は、あくまで「OS>カメラアプリ」から生まれたお魚です。この海とは違うもの(ex インスタントカメラ)から生まれたお魚ではない点が重要だということですね。
nTechの話も海とお魚で表現してみます。
認識OS > 認識構造
まずは、こんな感じです。
「認識OS」が立ち上がるので、脳の「認識構造」が起動することになります。
さらに
認識OS > 認識構造 > 考え感情
こうすると、
「認識OS」が立ち上がり、「認識構造」が働くことで、今の「考え感情」が動いているんだ、となります。
「認識OS」が消えてしまうと、「考え感情」は生まれてこない関係も同時に表現しています。
条件ですね。
では、「海とお魚」を簡単にまとめます。
言語
海 > お魚
条件
・構造の条件
海が消えるとお魚も消える。
お魚が消えても海は残る。
・動きの条件
この海から、このお魚が生まれる。
表現
・条件に沿ってストーリーで表現する。
・認識(何をどのように認識しているのか)を共有するときに使う。
◆使い方 -デモンストレーションー
では、デモンストレーションでいくつかやってみましょう。
①「感情を整理したい」
これを「海とお魚」で整理します。
・感情 > 整理したい
感情があるから、整理したいという考えが生まれています。
整理したいということは、こんなことを追記することもできます。
・モヤモヤしている > 感情 > 整理したい
モヤモヤしていることを、感情が原因ではないかと考えているから、感情を整理しようとしている。
②「好きなことを仕事にしたい」
・好きなこと > 仕事
好きな世界の中で、仕事というお魚を生み出していきたい、というストーリーですね。
ということは、
・つまらない > 好きなこと > 仕事
今現在、つまらないと思っているから、その反動で、好きなことを仕事にしたいと、思っていたりするもんです。
③「なんでこいつは変わらないんだ」
・こいつ > 変わらない
「こいつ」の一部分を見て、「変わらない」と決めつけたお魚が生まれています。
・変われるはず > こいつ > 変わらない
「こいつ」の前に、そもそも変わるはず、変われないのはおかしいという前提がありそうですね。
今回は、デモンストレーションということで、こんなとこです。
このデモでは、自分の今の考え感情を内観することが出来ていますね。
それも認識を内観することが出来ています。
つまり、自分が何をどのように認識しているから、その考え感情が生まれているのか。
自分の中にどんな「海」があるから、その「お魚」が生まれたのか。
この関係を観ること(内観)がはっきりと表現することが出来ます。
ここまで明確に観察・表現できれば、共有共感もしやすいですよね。
観察が出来るということは、編集デザインも可能ということになります。
効果や使い方、この技術を身に付けるトレーニング方法などについては、今後語っていきたいと思ってます。
次回は、なぜ「海とお魚」で考えなければならないのかについて、語ります♪
◆おしらせ♪
海とお魚を2回コースで使える状態を創る教室があります。
・「2回コース 自分の根っことつながる考える力の底上げ教室」
10/20(土),10/27(土) 9:10-12:10
10/21(日),10/28(日) 9:10-12:10
・日常的に身に付けていく勉強会もやってます。
毎月第1土曜日、第3日曜日開催中!