認識からはじめる関係構築 前半

最終更新: 5月2日



人間は、はるか昔の狩猟採集時代から共同体で生きています。

めざましい技術や知識の進化によって、個人主義が発達。あたかも個人が世界の基本だと錯覚してしまっています。

でもそうじゃなかったんだ、それを強烈に証明したのが、新型コロナウィルス(COVID-19)でした。


今回語るのは、COVID-19によって注目が集まっている「関係性の構築」という最も基本的なパートを、認識から見直してみようという内容です。

関係性の最も小さな単位は家族です。

家族や身近な人との関係が良好でなのかそうでないのかは、人生に100%影響を与える要素です。

こんな時だからこそ、関係構築の自分の思い込みや決めつけを再構築していきましょう。




目次

前半

1.問題を分けましょう

2.分かり合えるはずという前提が関係性をこじらせてしまう

3.自分と相手の認識を分ける

後半

4.〇×の条件反射は思考停止 思考停止に振り回されない

5.存在現象に問題はない、何を問題だと決めつけているのかが重要

6.出来ないところばかりをみない、出来るところと出来ないところの関係をみる




1.問題を分けましょう

COVID-19騒動のすべてがコロナウィルスが原因だと思い込んでいないでしょうか。

実はそうではありません。

認識とは、何をどう認識するのか?を問うことから始めます。



感染拡大という問題は、COVID-19が原因です。

経済に関する問題は、活動自粛が原因です。

そして、買いだめや関係性のギクシャク、憂鬱の原因は、心の不安恐怖が原因です。



感染拡大に関しては、専門的な情報をしっかりとキャッチし、そのガイドラインに沿うことで、COVID-19による感染を防ぐことが出来ます。

経済の活動自粛は、自粛すべきところとそうではないところを明確に分けることです。接触頻度が高くなる活動は自粛すべきですが、そもそもほぼ接触しない活動は今までと変える必要はありません。

不安恐怖は、関係性の構築が必須です。人を不安にさせるのは様々ですが、人を最も安心させるのは人です。



ちゃんと問題を分けましょう。ごちゃごちゃしていると、考えや感情もごちゃっとしてしまいます。

問題を分けることによって、どう対応すればいいのかも明らかになっていきます。




2.分かり合えるはずという前提が関係性をこじらせてしまう

そもそも誰もがみんな違う。そんなことは誰もが分かっていることです。

でも、その根拠って言われたらどうでしょうか?



その根拠をここでは脳の認識の仕組みに基づいて捉えています。

参考記事:認識のクセの世界







私たちは誰もが、部分だけを認識し、自分の経験知とつなげて世界を理解しようとします。

自分とまったく同じ部分を認識することは出来ませんし、経験知も人それぞれです。

この認識の仕組みがあるかぎり、私たちの認識は全く世界に生きていることになります。



実は、私たちの「関係性に対する思い込み」が前提となることで、私たちの関係性に大きなひずみを生み出しています。

その一例が、「分かり合えうことができる」という漠然とした思い込みです。


私たちはどこかで、「分かり合うことが出来る」という感覚を持っています。

他人と「分かり合えることが出来る」という前提も基づいてしまうと、

自分の発言が受け入れられなかったり、誤解されたり、あなたは〇〇だと決めつけられたりすると、「分かってもらえていない」「否定された」と感じてしまいます。

その傾向が極端で現れてしまうと、「言っても分からないのなら、力で理解させよう」と強い口調で相手を怒ってしまったり、手を上げてしまう行動へと発展してしまいます。親子やパートナー、上司部下の関係でよくある事象です。

そもそも、まったく違う世界に生きているのなら、何もせずに「分かり合うことは難しいこと」になります。

同じ映画を見たとしても、まったく同じ感想にはなりません。

同じ食事を食べていたとしても、食べる順番、好き嫌いや趣向が一致することなんてありません。

同じ部分を見てはいない、理解する土台である経験値が違う者同士が、一緒にいるだけでお互いを理解できるなんてことはあり得ません。

「分かり合うことが難しいこと」という前提に基づけば、

同じように受け入れられなかったり、誤解されたりしても、「どこまでが分かり合えていて、どこからが分かり合えていないのか」の課題の発見へと考えを走らせることが出来ます。


私たちは、何の努力もせずに分かり合うことはできません。

この前提をあらゆる関係について持つことは、お互いの尊厳をむやみに傷つることなく、どんな努力をすべきなのかへと観点を移動させ、具体的なコミュニケーションを始めることが出来ます。これが関係構築の第一歩です。

関係構築をする上で必須要素です。




3.自分と相手の認識を分ける。何をどう思い感じ考えるのかを自分と相手で分けましょう

誰かと一緒に映画を見たとします。

存在現象の観点では同じ映画を見たと言えます。しかし、認識の観点では全く別の映画を見たということになります。


存在現象とは「何がどうした」「誰が何をした」です。認識では「何をどう思った」「何をどう感じた」「何をどう考えた」となります。

存在現象は同じでも、認識は違います。

これを、認識も同じはずだと思い込んでいるのが、前述の「関係性に対する思い込み」です。



関係性に対する思い込みを外すには、自分の認識している世界と相手の認識している世界をハッキリと分けることです。

何一つとして同じ認識ではないこと。この前提で相手と出会うことで、相手を自分の思い込みや決めつけで判断せずに理解を深めることが出来ます。

また、相手からの思い込みや決めつけについても、あなたはそう認識しているんだねと、客観的に理解することが出来ます。

深い出会いは自分自身への理解にもつながりますし、何より心の平和が安定します。

ハッキリとした違いがあるからこそ、出会いも深くなります。

曖昧な違いによる出会いは、自然とストレスが蓄積されてしまうので意識してみて下さい。


後半

4.〇×の条件反射は思考停止 思考停止に振り回されない

5.存在現象に問題はない、何を問題だと決めつけているのかが重要

6.出来ないところばかりをみない、出来るところと出来ないところの関係をみる

後半記事はこちら




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