認識のクセの秘密は、あなたの秘密


by Luc Viatour

人生の今ここからをどのように創りたいのかと尋ねられたら、皆さんはどのように考えるでしょうか。

頭でっかちに知っている世界を創ることよりも、心から考え、判断し、選択していく世界の創り方の方がいいと思うのは僕だけではないはずです。

心の動きから考えるときに通過しなければならない脳のある機能があります。

5感覚と考えをつなげる機能といってもいいでしょう。

この機能について、あまり知られてはいませんが、この機能が顕著に表れる現象についてはみなさんよく知っています。

その現象は錯覚です。

柱の間に人が見えませんか? by Tinou Bao

不特定多数の人が、錯覚しますよね。ということは、そこにはメカニズムや法則性があるということになります。

これが、脳のある機能によって行われています。それは、「認識のクセ」です。認識技術・観術創始者のNoh Jesu氏によって発見されました。

この認識のクセの重要性は、私たちの考え方が、現象的な考え方にとどまってしまうのか、それとも、心の動きから世界を創っていけるのかを左右するほど大きなものです。

他にも、

人と人とがなぜ分かり合えないのか、

なぜ考えは整理しなければならないのか、

心と考えはなぜつながりにくいのかなどなど、

私たちの日常で起きる悩ましい現象の全てに関わりがあります。

早速、その認識のクセを、ひとつの錯覚を使って説明したものをご紹介しましょう。

認識のクセは、「部分だけをとる」「違いだけをとる」「過去とつなげてとる」「有限化させてとる」

認識のクセが私たちにどんな影響を与えている事例をふたつほどご紹介します。

日常に隠れている認識のクセの参考にしてみてください。

人の話が聞ける人と聞けない人の特徴について。

by Anna Levinzon

話が聞けない人は、相手の話の一部分だけを聞いて内容の全てを決め付けてしまったり、自分の知っている事象とつなげて自分の話を始めてしまったりします。

話を聞ける人は、相手が何を伝えたいのか、共有したいことは何かを聞いています。

認識のクセによれば、人の話の全てを聞くことは出来ません。相手の話の部分しか取れないのであれば、どの部分を意図的に取るのかで、受け取れる内容は大きく変わってくるのです。

自分にふっと浮かんだ思いよりも、相手が最も共有したい情報にアクセスしようとすることで、相手の観点や判断基準への理解が深まります。

もうひとつ、

コミュニケーションにおいて、「理解しあえる」という前提を持っている人は多いのではないでしょうか。

by Karolina Grabowska STAFFAGE

認識のクセによれば、相手を理解するときに、自分が記憶している過去の情報にアクセスして、理解しようとしてしまいます。

自分が持っている過去の情報は、自分が接してきた主観的解析の蓄積です。これは、自分と全く同じ情報を誰一人として持っていないことを意味しています。

交流しているお互いが、全く異なる情報を元に理解しているのですから、分かり会えないのが当然なのです。

一見、この前提を変えることは、分かり合うことをあきらめてしまうように受け取る方もいるかもしれませんが、そうではありません。

前提が「理解しあえる」になってしまうと、自分と同じ感じ方、同じ思い方をしているだろうと「決め付け」や「期待」が勝手に始まってしまいます。そうなってしまうと、「えっそんな人だったの!」といつのまにか「傷ついたり」、「裏切られた」という考えにつながってしまいます。

共有することが表面的なことならまだ、理解しあえていると感じやすいのですが、根本的なことや主観的なことになればなるほど難しく感じるはずです。

分わかり合える前提で交流するよりも、分かり会えない前提で交流することで、自分の勝手な決めつけや期待で相手を認識してしまうのではなく、相手のありのままと出会うことができます。

理解し合うのなら、ありのままの方がいいですよね。

#認識のクセ

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