LGBT もう身体の性別で相手を理解している場合ではない!?どんな観点から世界を観ているのかが大事


10月28日から開始された同性パートナー証明書

先日、渋谷区で同性カップルを結婚に相当する関係と認める証明書が自治体で初めての取り組みが始まったのは、記憶に新しいところです。

このニュースがきっかけになって、LGBTという言葉を知った方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。

僕は、よく知っているわけでもなく、まったく知らないわけでもないという具合です。こういう方が一番多いかもしれませんね。

そんな僕が、今回、この内容をテーマにしたのは、最近、驚くべきことを知ったからです。 それは、多種多様なセクシャリティがあるということ。中には、想像もしなかったセクシャリティがありました。 もう、身体の性別である「男女」だけの捉え方は、石器時代に等しいといえるかもしれません。

でも、最もお伝えしたいのは、セクシャリティの理解を深めることではなく、理解しようとする側の「認識の変化」の必要性です。

私たちは、通常、何かを理解する時には、「この存在は何だ?」と考えが働く習慣を持っています。

しかし、この理解の方法では、理解の範囲が「自分の知っている世界」の範囲を越えることはありません。

「自分の知らない世界」については、理解のきっかけをつかむことさえ難しくなります。

実際、僕自身が、セクシャリティの内容について(様々な分類を後でご紹介するのですが)、あまりに多種多様で、理解が追い付かなくなりました。また、想像もしたことがないセクシャリティには、説明を一度読んだだけでは、何をいっているのか分かりませんでした。

「自分の知っている世界」が、この世の全てではないことや、自分の持っている判断基準が絶対に正しい訳ではないことも、誰もが頭では理解できます。

しかし、条件反射的に、知っている世界の情報だけで、その存在の全てを決め付けようとすることは避けられません。

この、「存在がある」そこに、「自分の知っている世界で理解」しようとする理解方式では、存在を理解するには限界があります。

もちろん、限界があるというだけで、その理解方式が全くダメだというのではありません。 限界は何かで補わなければなりません。 それが、「観点から認識しようとする理解方式」です。

セクシャリティについてでいえば、

身体の見た目で、その人物の全てを決め付けることは、限界があり、それは尊厳を大きく傷つけてしまうことにもなります。

そこに、「その人物」が「どんな観点から世界を観ているか」を理解しようとすることで、自分の決めつけではなく、相手を本当の意味で理解することにつながります。

セクシャリティの分類については、「存在がある」を前提にした理解方式です。

分類という一方的な決め付けの理解方式に抵抗を感じる方もいるはずです。

当事者の観点になってみると、別の側面もみえてきます。

当事者の方で、周囲に同じ観点を持てる人がいれば、自己存在に対する安堵感を持ちやすくもあります。しかし、周囲にいない場合、自分だけが人としておかしいのではないかと、自己存在に対する不安や孤独でいっぱいになります。

独りではないんだと知れるだけでも、当事者の心の平和にとっては、大きな意味があります。

これから、その分類を端的にご紹介するのですが、ぜひ、一つひとつを観点としてとらえ、その観点からどんな世界が見えるのかを想像してみてください。

これらの分類がより多くの人の目につき、さらに、観点で理解する大切さも広く知られることを願ってやみません。

◆LGBT

Lは、Lesbian。女性同性愛者。 Gは、Gay。男性同性愛者。 Bは、Bisexual。両性愛者。 Tは、Transgender。性別越境者(同一性障害者を含む)

日本の人口の5.2%存在するようです。(電通ダイバーシティ・ラボ調査)

◆身体の性・心の性・好きになる性による分類

by 東京レインボープライド

ちなみに、2番と10番の方は、ストレートと呼ぶようです。 この分類だけでも12通りに分けられることになります。

◆他のセクシャリティ

インターセックス(intersex・性分化疾患):

「身体の性」を特徴付ける性器・性腺・染色体等がどちらかに統一されていない等、判別しにくい人々のこと。

Xジェンダー(X-gende): 「心の性」が男性、女性のどちらかに規定できない/しない人々のこと。

Aセクシュアル(Asexuali・無性愛者):

「好きになる性」をもたない人々のこと。

Aセクシュアルの人は、人に対して美的な魅力を感じることはあっても、性的な欲求は感じない。

中にはスキンシップなどの愛情表現をしたい人もいるが、性的ではない。人に対して性的な欲求を経験しない人は、Aセクシュアルの可能性がある。

ノンセクシュアル(Nonsexuali・非性愛者): 恋愛感情を持っても性的欲求を抱かない人々のこと。

by Anna Levinzon

パンセクシュアル(Pansexual): 「好きになる性」が性別にとらわれない人々のこと。 性的・感情的・精神的に、全てのジェンダーの人と「恋に落ちることができる」人たちのこと。

トランスヴェスタイト/クロスドレッサー(transvestite/cross-dresser): 異性の服装を好んで着る人々のこと。

Aロマンティック(Aromantic):

Aロマンティックの人は、人に対して恋愛感情を殆ど、または全く感じない人。

人と精神的・個人的に繋がりたくないわけではないが、単に恋愛的な関係を築きたい感情を持っていない。

グレーセクシュアル(Graysexual):

Aセクシュアルと性的な人の中間にいるのがグレーセクシュアル。セクシュアリティとAセクシュアリティの間の、より流動的な性的指向。

ゲイやストレート、またはその他の性的指向何でもあり得る。

デミセクシュアル(Demisexual):

強い感情的な絆がすでに築かれている関係の場合のみ、人に対して性的に惹かれる。

その絆は、恋愛感情に基いたり基づかなかったりする。その絆がない場合は、人に対して性的欲求を感じない。

デミロマンティック(Demiromantic) 強い感情的な絆がすでに築かれている関係」の場合のみ、人に対して恋愛感情を抱く。それ以外は、抱かない。

リスロマンティック(Lithromantic): 恋愛感情はあるが、両思いになりたくない人。 実際に付き合うことに関しては、抵抗がある人と無い人がいる。

ポリセクシュアル(Polysexual):

複数のジェンダーのタイプの人に惹かれる。

パンセクシュアルに似ているが、全てのジェンダーに惹かれるパンセクシュアルとは違い、ポリセクシュアルの人は、一部のジェンダーとは付き合う能力、願望がない。

パンロマンティック(Panromantic): 性的ではなくプラトニックな恋愛感情の面で、全ての性別やジェンダーの人に惹かれる。

スコリオセクシュアル(Skoliosexual): 男性・女性に基づいた通常の性別の概念に当てはまらない人たちに、性的に惹かれる人。

セクシャル・フルイディティ(Sexual Fluidity):

バイセクシュアルとは異なり、異性愛とも同性愛とも決め付けない"あり方"。好きになる性別が定まらない

このセクシャル・フルイディティは、ジョニーデップの娘さんであるリリー=ローズ・メロディが、16歳の時にカミングアウトしたことで、世界中で有名。(http://www.mag2.com/p/news/28701)

他参照

東京レインボープライド

Huffington Post

当事者たちの意見の中には、 「代名詞は、リスペクトがあれば何でもいい」 「自分のセクシャリティを特定したくない」 という意見もあるようです。

ここまで多様化していれば、もう、個人の選択によってセクシャリティが決まっていると言えそうですね。

その個人が、「自分をどう認識」し、「どんな観点から世界を見ているのか」の理解なしには、誤解や摩擦が消えることはありません。これは、他のマイノリティや社会問題でも、同性カップル同士にも当てはまります。

お互いの観点の違いを理解し、自らの認識を変化していかなければ、より進化した関係性の創造は困難になります。

認識技術・観術では、観点の違いを「観点の障壁」と呼び、最も解決すべき問題意識として啓蒙しています。

ぜひ、お近くの人がどんな観点から世界を見ているのに関心を持ってください。

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