
2月に入りましたね。
今年の目標や計画は、もう完了しましたか?
今年だけではなく、人生を通して立てられる目標を立てる良本をご紹介します。
知る人ぞ知る『経営者に贈る5つの質問』です。
なんと、あのピーター・ドラッカーが書いています。
たった、110ページしかなく、
内容はとてもシンプル。
しかも、質問でまとめられています。
経営者?と思われるかもしれませんが、自分を人生を経営する観点から読み解けば、必ずいいポイントをついてくれるはずです。
内容には、ドラッカーの文章の後に、著名な解説付きです。
ちなみに、その人たちは、
「ビジョナリーカンパニー」のジム・コリンズ。
「ポジショニング戦略」など近代マーケティングの父と呼ばれる、フィリップ・コトラー。
「リーダーシップチャレンジ」などリーダーシップの先駆者である、ジェームス・クーゼス。
ロックフェロー財団理事長であり、最先端の心理学者である、ジュディスローディン。
「流通チャネルの転換戦略」のV.カストゥーリ・ランガン。
「リーダーの使命とは何か」「あなたらしく導きなさい」のフランシス・ヘッセルバイン。
ドラッカーの文章も読みごたえ十分ですが、解説がよりイメージを広げ、アイデアをもたらしてくれます。解説も一流です。
僕は、5年前にこの本と出会い、自分のアイデンティティの確立と問題意識の選択を行いました。
今も、定期的に読んでいます。
何度読んでも、その都度、気付かせてくれる力がある本です。
本自体は、1時間もあれば余裕で読める本ですが、使える期間は一生です。
ドラッカーが質問してくれる内容は、5つです。
5つの質問
・我々のミッションは何か。
・我々の顧客は何か。
・顧客にとっての価値は何か?
・我々にとっての成果は何か?
・我々の計画は何か?
いくつか抜粋しますね。
・「我々のミッションは何か?」である。これは、組織の存在理由についての問い、組織の目的についての問いである。ハウツーについての問いではない。
心を燃え立たせるもの、それによって世に憶えられたいものがミッションである。
・「あなたの組織は、誰を満足させたとき成果を上げたと言えるか?」
この質問に答えるならば、その答えが、そのまま顧客は誰かを教える。
組織の活動とその提供するものに価値を見出す人たちという意味での顧客を定義したことになる。
・「最高の企業は、顧客を創造するだけでなく、ファンを創造する」どれだけ利益を上げたかよりも、どれだけ大事な顧客をつかんだかのほうが重要である。
満足の経験に勝るものはない。
・成果が何であり、何に力を集中すべきかを明らかにしなければならない。
ミッションが責任を規定する。
リーダーたる者は、資源の浪費を防ぎ、意味のある成果を確実なものにするために、何を行うかを決定する責任を持つ。
どうでしたか?
何かショックを感じた方は、ぜひ、一読ください。