トラブルは新しい自分を気付く・発見するチャンス


日常をいつものように過ごしているだけでも、いろいろなことが起きてしまいます。

当たり前だと思っていたことが通用しなくなったり、突然心のやる気が動かなくなったり、まるで、人生が山と谷を繰り返すかのようです。

たくさんのクライアントさんと接してきて確信することは、それを山なのか谷なのかを決めているのは、間違いなく自分自身だということです。

僕からみて、「大変そうだな」と思う状況でも、本人がそれを「やっと訪れたチャンス」だと認識していたり。逆に「日頃の努力が報われたとても嬉しいこと」だろうなと思っていたことが、「いや実は…ちょっと困ったことがあってね」と、困惑しているなんてこともあります。

全ては、本人にとってその現象や出会いがどんな「意味を持つのか」を決めているからこそ、嬉しかったり、困惑したりすることになるのです。

人は、出会った現象に対して、一度「What」(これは○○だ)を決めつけてしまうと、それを前提にあらゆる解析を重ねてしまう認識構造を持っています。

あなたの考えを客観的に観察できる「解析サイクル」とはで、ご紹介した解析サイクルの構造のように、「What」を前提に、あーかな、こーかなと様々な条件や状況、環境に照らし合わせ、結論(解析の結果)を出そうとします。 例えば、反省したり改善しようとしたりすることも、このWhatを前提とした解析の結果です。また、「これはどんなメッセージがあるんだろう」「何を教えようとしているんだろう」と自分と向き合うことも、このWhatを前提とした解析の結果だといえます。

この時のすでに決定している、Whatを前提に考えるあらゆることは、その他のWhat(前提)で生まれる可能性を選択できないようにさせていることに気付かなければなりません。

ある男性で、会話の端々に「だから…」と口癖のようにはさんでコミュニケーションをする方がいました。

僕との会話でも、その男性のコメントに対してこちらから質問を投げた回答にも、「だから…」から回答が始まってしまうのです。

本人はそのことに気付いていません。不思議なことですが、口癖を連発していても、本人が気付いていることは少ないようです。

ある時、その男性が奥さんとの会話がうまくいかないという話をしてくれました。よく聞くと、奥さんが自分の話を聞けなくて困っているという内容です。

どんな会話をしているのかを紙に書き出すと「だから…」と奥さんとの会話の始めに使っていました。

「このだから…という単語は、どんなイメージや思いがあって、その単語が登場しているのですか?」

と質問をすると、 「相手が自分の話を理解していないと思っているから」

と回答が来ました。

「この時、奥さんがどこまで理解したのかは理解していますか?」と聞くと

「え?」

「だから…」という単語から、「相手が自分の話を理解していない」というWhat(前提)によって、相手を決めつけていることが分かります。

「理解していない相手」と決めつけているわけですから、男性は奥さんの話を聞くことや確認することは一切考えておらず、いかに自分の話を理解してもらえるのかのみの関心だけの状態になってしまっています。

結果的に、本人は「相手が話を聞いてくれない」と思い込んでいたのですが、実は「自分が相手の話を聞こうとしていない」状況に陥っていたのです。

一般的に「自分と向き合う」とは、すでに前提が決定されている場合がほとんどです。

しかし、それでは、自分の「勝手に決めつけた世界」から外に出ることができません。この男性のように、意図せず「思い込みの世界」だけを選択し、「他の世界」と出会うことができなくなるケースが生まれてしまいます。

「自分と向き合う」とは、自分が決定している前提を発見すること、気付くことです。

トラブルが起きた時に、その前提に「発見・気付くこと」がとても大切です。

トラブルと出会ってしまったなと思った瞬間に、なぜトラブルだと決めつけたのかを確認してみましょう。

そこに、「○○であるべき」「○○でなければならない」という過去の経験が隠れていないでしょうか。それは「絶対に正しい」といえることでしょうか。

その決めつけは、あなたの観ている世界や選択肢を狭くしているかもしれません。

「だから…」を口癖にしていた男性のように。

あなたの前提を発見すること、気付くこと。そこに新しい自分、新しい世界が隠れています。

トラブルは、そこに発見、気付きやすい絶好のチャンスなのです。

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