「ありのままでいい」の落とし穴


ありの~♪ままで~♪と映画の主題歌があったように、「ありのままでいいんだ!」がまるで、魔法の言葉のように使われることがあります。

「ついがんばってしまうけど、ありのままの自分でいよう」 「ありのままの自分をもっと信頼できたらいいな」 「気負いせず、ありのままで交流できるようになりたい」

「ありのまま」というと、ついつい、○のニュアンスやポジティブなニュアンスでとらえがちですが、その逆の×のニュアンス、ネガティブなニュアンスもありえることを知っていましたか?

例えば、 なかなか意思決定ができない自分に対して、これがありのままなんだから、このままでいいんだ。とか。 休みになると家に閉じこもりがちなライフスタイルに対して、私はインドアのタイプが自然だから、これが一番私らしいの。とか。 本当にそのままでいいの?と、「ありのまま」という単語のイメージを固定したまま解析してしまうことに気づけていません。

あらゆる単語の意味には、二面性があります。 ある条件や状況、環境のときは、○。ある条件や状況、環境のときは、×。 条件が少し変わるだけで、○になったり、×になったりするのが、単語の意味なのです。

例えば、4人チームで仕事をしているリーダーが、「自分のことばかり考えている」とだけ聞くと、×のニュアンスのようにとらえがちです。 しかし、その「自分の範囲」を、「チームが自分」だと考えているとしたらどうでしょう。「自分のことばかり考えている」というニュアンスが変わってきますよね。

「自分のことばかり」の自分の範囲が、「身体の自分」なのか、「関係性の自分」なのかによって意味合いが変わってきています。

つまり、単語の意味は、「単語」と「条件・状況・環境」が一対となって初めて意味を持つのです。

しかし、私たちはふいに、単語だけに反応して、勝手に解釈してしまうことがあります。 相手の真意を聞かず、単語だけに反応して、自分勝手に話を創り出し、いらぬ誤解や自己嫌悪、妄想を働かせてしまいます。 そのエネルギー消費は莫大なものです。

あなたの悩みや課題、問題も、この単語のイメージが固定されていることが原因かもしれません。 その意味は、どんな条件・状況・環境と対になっているからおこることなのか。 そこを見る、聞く、確認すると以外と簡単に解決が見えてくるものです。

#部分 #認識の限界 #観点 #解析サイクル #疎通の課題

3回の閲覧

​お問い合わせはこちら

@2020 by Yamada Yuki  Proudly created with Wix.com