どんな解析もすべて一部分でしかないのです


「あの人から○○だと思われている」 「たぶん、○○なことをしている人たち」 「自分は○○が苦手だから」

心が上がったり下がったりするのにもっとも影響があるのは、人との関係性です。 「相手からどう思われるのか」「相手をどう思うのか」から始まる解析サイクルは、重なれば重なるほど不安や恐怖、一時的な自信や幸せを創り出してしまいます。

認識サイクル

解析サイクルとは、誰もがやっている「思考」のプロセスをモデル化したものです。

解析には、必ず前提となる「What」があり、その「What」を前提にあらゆる条件や状況、環境に合わせた「考えの走る道」を通過、そして結論となる「解析の結果」を導き出します。 その「解析の結果」は、過去の記憶のデータバンクへインプットされ、目の前の現象に対し、そのデータバンクにアクセスしながら「What」を規定するのです。

(参照:あなたの考えを客観的に観察できる「解析サイクル」とは

何かのきっかけで、一度「あの人から○○と思われているんだな」と解析すると、「どう思われているのか」が「What」となり、次の解析サイクルが動き出してしまいます。そこで出した「解析の結果」が、更に次のサイクルの「What」となり、また解析サイクルが働いてしまうことになるのです。

本当に相手がどう思っているのかの確認もしないまま、自分の勝手な思い込みからスタートした解析は、錯覚を創りだし、勝手にどう思われているのかの解析を重ね、その結論に基づいて、関係性を構築してしまいます。

例えば、 「○○と思われているんだ」→「きっと○○だと思っているに違いない」→「友達だと思っていたのに」→「裏切られた」→「もう口を利かない方がいい」→「友達だと思われていないんだ」→「さびしい」 のように。

「○○と思われている」という勝手な思い込みから始まった解析サイクルは、事実ではない関係を錯覚させ、その錯覚に基づいた現実を作り出してしまいます。 「さびしい」という考えが、100パーセント思い込みであり、事実ではないことを気付くことは、なかなか難しいことです。

解析サイクルが働いてしまう限り、この思い込みから自らが作り出してしまう現実は、変えようがありません。 人間が、5感覚と脳を持っている限り、この認識現象は必ず起きてしまいます。

では、自らが作り出してしまう錯覚に振り回されないようにするにはどうすればいいのでしょうか?

5感覚と脳によって働いてしまう解析サイクルは変えようがありませんし、一度思い込んだ世界に自ら気付くのも容易ではありません。どんなにすばらしいPCや人工知能を得たとしても、自分以外の存在による変化は、原因に対する変化ではなく、対処療法にすぎません。

この限界に対し、原因である私たちの認識構造にアプローチする技術が、このブログの内容のベースとなっている認識技術・観術です。

(参照:認識技術・観術とは

認識技術・観術では、5感覚と脳によって構築されているあらゆる認識構造は、「認識のクセ」と呼ばれる特徴を持っていることが分かっています。

認識のクセの特徴は、『あなたの脳の備わっているVR「脳の認識のクセの特性」』でもご紹介している通り、「部分」「違い」「過去」「有限化」の相違点しか、認識することができず、解析することができません。

つまり、どんなに頑張っても、5感覚と脳を持っている限り、「全体」「共通」「今ここ」「無限」をとらえることができないのです。

(参照:あなたの脳の備わっているVR「脳の認識のクセの特性」

認識技術を得とくするとあらゆる「解析の結果」はすべて、「部分」や「違い」だけをとらえた考えでしかないことが観えてきます。

一部分だけにフォーカスした解析で、存在の全てを決めつけることはできません。

あなたの存在に対しても、社会も、世界についても同じです。

しかし、多くの人の「思考」を観察してみると、一部分だけの情報なのにもかかわらず、その存在の全体像を決めつけている傾向が多くみられます。

その結果、摩擦衝突が止まることはなく、人の尊厳が失われ続けてしまう歴史が続いているのです。

解析サイクルの「What」がどんな解析を選択するのかで、「解析の結果」が決まってしまうこと。

その「What」が一部分だけをとらえてしまう特性を誰もが持っているをお伝えしました。

あらゆる問題や悩み、課題は、一部分を全体像のように解析しているポイントが必ずあります。逆に、イノベーションや革新は、これまで固定されていた一部分を別の部分へ変化させることを可能にしています。

どんな解析も一部分でしかありません。

これを完全にマスターできることは、新しい時代の幕を開ける当事者になることを意味しています。

一部分の解析の創りだす世界に、エネルギーを浪費しているのを感じているなら、新しい時代の扉を開けましょう!

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