「自分を変える」から「自分を開発」する観点へ


自分を変えたい。

そんな声に対して、僕が提案する答えはちょっと変わっています。

変化する為のやり方をお伝えするのではなく、自分に気付くことの重要性とその技術をお伝えしています。

講座を定期的に開催していますが、情報知識を得るために来られる方の中には、残念ながらキョトンとしてしまうことがあります。

勿論、僕の伝える力量の足りなさもありますが、こだわっているのは、今の自分を「変化」するのではなく、今の自分を「開発」するところにあるからです。

今の自分が「ある」と思っている状況から抜け出せない限り、その自分が存在し続け、その自分が世界を創り続けてしまいます。

どんなにコンテンツが素晴らしかったとしても、今の自分がある状態では、「スッキリしない」「期待してたのと違った」「悩みを解決してくれない」など、受け身的な考えは変わりません。

その発想が生まれる根本的な自分を、自らがAll No出来なければ、自分が心から創りたい世界がどんな世界なのかを捕まえることさえ、難しいのが実際のところです。

これまでがあるから、今の自分があります。

人間は、記憶に蓄積してきた様々な関連性に基づき、「自分について」「目の前の現象について」「様々なキーワードについて」考え始めてしまいます。

この文章を読み、それをどう捉えたのかは、あなたの記憶の中にある情報と関連した結果ですが、そうであると気付くことはなかなか出来ません。誰もが、今ここの自分が考えていると思いがちです。しかし、実際は既に蓄積した「○○なら△△」という関連性に当てはめているのです。

いままでの自分が創り出してきた、様々な関連性を全て断ち切れないと、それらの関連性を観察することが出来ません。

自分にとっては「当然だ」という思い込みに固定されていることさえ気付けず、どんなに傷を負ったとしても、同じ現実を創り続けてしまいます。

観察できるということは、「関連したとき」、「断ち切れたとき」にみえる世界の違いを、確認することが出来ること。そして、それらを自由に選択可能であること。最後に、新たな関連性をデザインすることが出来ることを示しています。

All Noが出来たときに初めて、今までの「自分」と「自分が創り出してきた世界」を観る事が出来るようになるのです。

では、そこへ向かうにはどんなアプローチが必要なのでしょうか。

利き手で取ろうとした机の上にあるペンを、逆手で取ることが出来るようになることと似ています。

取れるか取れないか。現象的にはただそれだけのことですが、より繊細に観ていけば、「利き手で取ろうとしている自分」に気付けるかどうか。ここを観るセンスを磨くことがこのアプローチには必要です。

同じ話を別の例えでやってみましょう。

ペンを持っています。そのペンは、境界線を描くことが出来るペンです。

では、そのペンで、白紙の上に境界線が無い世界を描いてみてみましょう。

現象的には、白紙に境界線が描かれた瞬間に、その行為は間違いだということになります。

これを繊細に見ると、「境界線を描こうとしている自分」が生れた瞬間に間違いが始まったことが分かります。

伝わっているでしょうか?

「利き手で取ろうとしている自分」「境界線を描こうとしている自分」がいる限り、その自分によって間違った世界を創り続けることになります。

その自分からの関連性が断ち切れない限り、同じことを繰り返してしまうのです。

多くの人が自分の変化を考えるときは、「自分」は固定したままで、その自分の「考え」や「行動」など「自分の創り出した世界」を変化することを考えてしまいます。このブログでお伝えしたいコンテンツは、この変化に対してではありません。

様々な「○○しようとしている自分」に気付くこと。そして、その自分との関連性を完全に断ち切ること。

これまでの「自分」と「自分が創り出してきた世界」を観察することが出来、ゼロベースで新たな「自分」と「自分の創る世界」の開発が出来るようになること。

これを技術として提案しているのが、僕のこだわりです。

変化の必要性を感じたときは、ぜひ、開発という観点も意識してみてください。

「そこに、何をしようとしている自分がいますか?」

そんな質問を自分に投げかけてみてください。

#疎通の課題 #技術 #習慣 #観点 #変化 #観術

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