確実な変化成長には仕組みが必要
本当の問題とは何か

何かをしていれば、必ずやってくるのが「悩み」や「問題」です。
僕自身も、仕組みで観る観方を身に付けていない頃は、悩みだと「思った」こと、問題だと「思った」ことを前提に、解決策を探していました。
ネットや本で調べたり、相談をしてみたりと時間の多くを模索することに費やしていたころがあります。
それ以外の策を知らないので、しかたのないことですが、生きる中で出会う悩みや問題に右往左往しながらでも、突破していくものなんだと思っていました。
Youtubeの「1/4脳の認識のクセと考え感情の関係を理解 認識のクセ編」でお伝えしていることですが、脳の認識構造では、「相違点だけをみて全体像を決めてしまう」ことをやってしまします。
つまり、部分的な情報だけしか見ていないのに、それで世界はこうだ!と決めつけてしまうことが、自分の意志とは関係なく起きてしまいます。
で、そのことに自分が気付くことができません。
悩みや問題についても同じです。実はその悩みや問題がどれほど大きく深刻だとしてもその正体は部分的な情報なのです。
例えば、
「自分の人生を生きていない」という女性がいたとします。
その女性は、結婚されていて専業主婦です。そして6歳になるお子さんがいます。
家族の関係は悪くはなく、経済的にも不自由ではありません。
女性は、お子さんが生まれるまでは仕事をされていて、それはそれで楽しかったそうです。
お子さんつながりで、お母さん同士のランチに行った時に、とあるお母さんに目が留まったそうです。
仕事をしていて、家庭も両立しているその姿に、「私は、自分の生き方ができているのかな」と疑問を抱いたそうです。
その思いが発端となり、半年ほど経った今では「自分の人生を生きていない」という悩みに変わってしまったということでした。
よくよく話を聞いていくと、
・お子さんつながりで出会ったほかのお母さんたちすべてが、仕事をしているわけではないこと。
・目に留まった女性が仕事と家庭を両立していると思っているは、自分の勝手な思い込みであること。
・自分の生きている実感は、仕事をしていたからではなく、仲間と共に自分の限界突破を伴った成長を実感していたから。
ということが観えてきました。
つまり、
家族や出産がこの女性の生きている実感を邪魔しているのではなく、本人が限界突破しながら成長しあえる仲間が欲しかったというのが、この女性の悩みの正体だったのです。

「出産する前はよかった。でも出産してからは…」
というエピソードを悩みの原因と捉えてしまうのか。
それとも、
「共に限界突破しあえる仲間がいない」
というエピソードを悩みの原因とするのかは、とても大きな違いです。
どんな相違点(エピソード)を悩みの全体像と捉えているのか。
その関係を明らかにしないと、解決しようとしていたはずなのに、余計な問題を生み出してしまうことになりかねません。
仕組みに基づいた解析を行えば、確実な変化成長を歩むことができます。
逆に、経験に基づいてしまうと、勝手な思い込みや決めつけに右往左往してしまうことになりかねません。
悩みや問題を解決するには、「相違点を全体だと解析してしまう」認識構造に基づいて、相違点を特定することが大事です。
本当の問題とは何か。
それは、相違点を全体だと解析していることに気付かずに、解析に解析を重ねてしまうことにあります。
その解決は、仕組みで観る目を養うことですね。
一度、ご自身の現在地を確認してみてはいかがでしょうか。
相談は無料で行っております。
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