人はなぜ〇×で判断したくなるのだろう


人はなぜ〇×で判断したくなるのだろう

こんにちは、疎通の課題を解決するやまだゆうきです。

人の悩みには、必ず〇×が隠れています。

そのほとんどが、×であることを〇に変えようとするものです。

ネガティブからポジティブへ変えようとしたり、出来ないことを出来るように変えようとしたり。

分からないことを分かるように、足りないことを満足できるように、というものですね。

×だと思っていることが、悩みや課題、問題として意識するものになってきます。

これによって、進化や成長という変化も起きるのですが、逆に自分を悲観したり、他人を否定したりと尊厳を傷つけてしまうことにもなってしまいます。

これ、実は誰もがやっていることですね。

不特定多数の人が同じことをしているのであれば、それは「個人」だけが関係しているのではなく、「人間共通」の法則性がるということになります。

今回は、「なぜ〇×で判断したくなるのだろう」ということを3回に分けて、深めてみたいと思います。

◆そもそもなぜ、〇×をしなければならないのか

人は必ず〇×を付けたがります。

現実を生きていると、それは避けては通れないものです。

ではなぜ、人は〇×を付けなければならないのでしょうか?

シンプルに言えば、判断するためです。

人は、生きようとする本能が備わっています。

それは時と場合によって、「生理的欲求」「安全的欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」「自己超越欲求」と言われたりしますが、それらすべてに共通するのは、「存在したいという意志」と、「認識構造の仕組み」です。

〇×を最も色濃くつけてしまうのは、「自分の存在」に関わることについてです。

「どう思われるのか」「関係構築」「自信がない」「決めつけられるのが嫌だ」

などなど、これらのキーワードには多くの人が無意識的に反応してしまいます。

「どう思われるのか」を気にするのは、経験の中で「誰かのうわさ」や「陰口」を聞いたり、言われたりしたことが強く印象に残っている人は多くなります。

「決めつけられるのが嫌だ」というもの、親や友人から「お前は〇〇だな」と決めつけられることで、自分の意見や主張が出来なくなってしまい、自らが現したい存在感を発揮できなかった経験が、強く印象に残っていると反応しやすくなります。

自分の存在に関わることについては、鮮明な判断基準を持ちやすくなるんですね。

この基準が、無意識で反射的に反応させてしまう要因です。

また、個人の経験とは別に、脳の認識構造の仕組みからの影響も強く受けています。

詳細は、Youtubeの「3/4 脳の認識のクセと考え感情の関係を理解 影響編」でお伝えしているものがあるので、そちらをぜひ見てください。

ここではシンプルに表現しますね。

認識構造の影響で、私たちは常に部分的な情報によって全体像を構築してしまいます。

この仕組みによって、私たちの考えは常に「条件によって全体像がコロコロと変わってしまう」ことが起きてしまいます。

すると、確信が得られ無くなってしまいます。

この何か足りないものを補おうと、多くの情報を集め、それを相対比較しながら整理整頓し、判断しようと〇×を付けてしまうのです。

◆×がなくなれば、〇もなくなる

〇と×は相対関係にあります。

相対関係を認識するときに、人はその違いだけにフォーカスして理解してしまいますが、実は他にも重要な情報が隠れています。

1.相対関係にある二つは同時に生まれたり消えたりする。

2.相対関係にある二つは相互に作用しあっている。

3.二つの関係には、共通点と相違点が同時に共有している。

Youtube「1/4脳の認識のクセと考え感情の関係を理解 認識のクセ編」

( 28.22 認識のクセの特性)

これも詳しくは、Youtubeを見ていただけたらと思いますが、実は×が消えてしまえば同時に〇も消えてしまいます。

さらに、〇と×には共通点もあるのです。

これを単純に「どう思われるのか」に当てはめてみると、

どう思われるのかを「気にしている自分」と、どう思うのかを「捉われる相手」が生まれることになります。

そのどちらかが消えてしまえば、もう片方も消えてしまいます。

例えば、自分に自信がついたとしたら、捉われていた相手はもう捉われなくなってしまいます。

また、捉われる相手がいなくなってしまえば、その相手から「どう思われるのか」を気にしなくてもよくなります。

つまり、×から〇に変えようとするのは、一見変化しているように思いますが、実は根本的な変化ではないということになります。

なかなか根本的な変化が出来ない人のほとんどは、この×から〇へ変えようとしているサイクルにつかまってしまっています。

違いを観てしまうとこのサイクルに固定してしまいます。

何を見るべきなのかというと、それは共通点を見る必要があるのです。

◆何を観ればいいのか?

主催している講座の参加者にこんな質問を受けたことがあります。

「理屈は理解できました。でもどうしても×にしか見れない人がいます」

「どうすればいいでしょうか?」

こんなたとえ話でお応えしました。

「目の前にブラックコーヒーがあります。ここにミルクを入れます」

「ミルクを入れるのは、あなたにとって〇ですか?×ですか?」

どちらでもないという回答は無しです。〇か×かを選ぶ必要があります。

その参加者は、×だと回答しました。

なぜならば、「コーヒーの香りや味わいが失われてしまうから」だそうです。

では、これを読んでいる方へ質問します。

〇×を付けるというのはどういうことでしょうか?

何のために〇や×を付けようとしているのでしょうか?

ヒントは、「失われてしまうから」というキーワードが現しています。

答えは、

「自分の世界を創りたいから」「創りたい世界をより具現化させるため」

です。

これが、〇×を付ける共通点であり、理由になります。

人は自分が創りたい世界をよりもっと、安定的に、再現していくために、〇や×を付けようとするんです。

でも、やってしまいがちなのは、×を〇に変えようとすることですよね。

コーヒーにミルクを入れないような簡単な話であれば、それほど捉われることも悩むこともありません。

でも、「どう思われるのか気になる」「自信がない」といった自己存在の根本に関わるキーワードだと、何か一つ×を〇に変えたとしても、根本的な変化までは遠い道のりになってしまいます。

こんな時に必要なのが、「自分はどんな世界を創りたいのか」に着目することです。

〇や×というのは、道具です。

自分の世界をより安定的に創っていくための、道具でしかありません。

しかし、その道具に振り回されてしまうと、そもそもの自分の根っこを忘れてしまいます。

相対関係にある二つの世界は、同時に生まれたり消えたりすること。

相互に作用しあっていることもお伝えしました。

「〇と×の違い」と、「自分の創りたい世界の共通点」は相互関係にある二つの世界です。

「〇や×」の考えによって自分が小さくなってしまうのは、共通点である「自分の創りたい世界」が曖昧だからだです。

自分の創りたい世界を明確にして、その世界を具現化するために、何を〇に何を×にしたらいいのだろうかと考えること。

これが、〇×に自分が振り回されなくなる解決法だといえます。

キーワードに勝手に反応して、〇や×を基準に物事を認識する現在地から卒業して、その根っこでもある「自分が創りたい世界」から考え始める考える力を持てるようになりましょう。

◆まとめ

なぜ〇×で判断したくなるのだろうか?

自分を存在させるために〇×をしていること。

〇や×の違いに着目するのではなく、共通点を観ることが大切であること。

その共通点とは、自分が創りたい世界。

自分が反応してしまう〇や×に対して、「そもそも、自分が創りたい世界は何だろうか?」を確認する考えを始めることが大事。

今回は、なぜ〇×で判断したくなるのだろうか?についてお伝えしました。

まずは、自分の現在地を明確にすることから、変化は始まります。

お気軽にご相談ください。

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